ネグレクトのニュースについて思うこと

少し前に30代のお母さんが4ヶ月の赤ちゃんを手にかけてしまった とニュースがあった。お母さんは育児について悩んでいて、児童相談所にコンタクトをとっていたそうだ。その児童相談所の人はコメントでお母さんの事をネグレクトと判断していた、との発言があった。

私も今まさに赤ちゃんの“母”をしているから、とても身近で。。直視できないとても悲しいニュースだった。

起きてしまった事件は取り返しのつかない事で、許されない事。そのお母さんは犯罪者になってしまった事は紛れも無い事実であるけれど、お母さんだけが責められて、それで終わりでいい問題だとも思えなくて。

なんで児童相談所の人は育児に困って問い合わせて来た人をネグレクトと判断したのに赤ちゃんとお母さんを引き離さなかったんだろう、、産後うつだとは思わなかったのかな?ネグレクトの意味は育児放棄や育児の怠慢。辛くて、わからなくて、悩んで、寝れなくて 育児が手につかない状態だったんだろうな。

なんで誰も止められなかったんだろう。お母さんの苦しみを受けとめてくれる人はいなかったんだろうか。。気づく人はいなかったんだろうか。ーーーーーそんな風に思っていたけれどそれだけじゃ違う。

事前に赤ちゃん育児の現実と産後うつについてもっと具体的に事細かく知らせる必要があるんだと思う。それを知らせした上で、出産していたら。ネグレクトの状態になってしまった時に自分(母親)が異常な状態になったと気付けてヘルプを出せるんじゃないか?そして我が子を手にかける最悪な状況を避けられるんではないか?

  • 産後うつになること
  • 赤ちゃんによって育やすさが全然違う事
  • 過去にお母さんが育児に悩んで過ちを犯してしまった事例の公表
  • 悩み相談の連絡先

私は3回の出産を別々の産院でしてきた。それぞれ妊娠中に母親学級や研修をしていもらい、最低限の知識を得て出産をしてきた。どれも参考になったけれど、産後うつについてや赤ちゃんの育てやすさが全然違うことにはほとんど触れていなかったと思う。産後うつについて少しは記述があったけれど、強烈に記憶に残るものでもなかったし。少なくとも私にとっては。授乳が3時間間隔で必要な事も書いてあったのを見てイメージしたのは3時間休んでまた次の授乳をする。でも慣れない頃は授乳と授乳の間に休めたのはたったの数分だった事も少なくないし、寝かしつけをしている間に次の授乳の時間がやってくる事もあった。授乳が1日に12回を超える日はこんなに大変だったの?予想外の忙しさだった。

ここまで過酷な現実を妊婦さんに見せる事は不安にさせてしまう?だからダメなのかな?出世率低下につながってしまうのかな、、?私は子供を育てる準備の一環として、辛い現実もあり得る事を事前に頭に入れておく事。覚悟を持って赤ちゃんを迎える準備をしてもらう事は良いと思う。事前準備にも念入りになれるし、産後いざという時に助けてって声を上げやすくなると思うから。

赤ちゃんって育ててみないとわからない。新生児の頃はやる事は変わらない。でも赤ちゃんの性格は十人十色。で、育てやすさ、ママにとっての負担って同じ人なんていないと思う。大袈裟ではなくて。家族構成、周りの支援、育てる環境、家事の負担具合、母親と赤ちゃんの性格、相性、これらの要素が全く同じ人なんていないから。全部違うからお母さんの悩みも違う。深刻度も違う。

これは赤ちゃん期だけじゃなくて、幼児期、児童期もしかり。

どうか悲しい思いをするお母さん、子供、赤ちゃんが少なくになりますように、、

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